年も明け、お正月気分が落ち着いてくると、コンビニやスーパーの店頭だったり、ショッピングモールからのメールで予約を促してくるのが恵方巻きですね。
そもそも、恵方巻きの正しい食べ方やルールはあるのでしょうか。また、いつも気になっていながらスルーしていた人も多いと思われる、醤油を使うタイミングについてもまとめてみました。
恵方巻きの正しい食べ方とは？
地域によって、笑うというところもあれば、無言でというところもあります。結論から言うと、これはどちらが正しいと断言することはできません。
大阪鮓商組合が配ったチラシには、「恵方に向いて無言で食べる」と書かれていたこともあり、関西圏ではほとんどの家庭が無言で食べています。
全国的に見ても、基本的には無言で食べるというところが多いようです。無言で食べる理由としては、途中で話したりすると福が逃げてしまうから。
一方、笑って食べる理由は諸説ありますが、多いのは「笑う門には福来る」というところからきています。笑って、福を呼んじゃいましょうということですね。
また、笑って災いを追い払ってしまいましょう、という説もあります。
そして、それを融合させたものとして、顔は笑顔にするけれども、言葉を発することはなく無言で食べる、というところもあります。
どれも、正しいとは断言することはできませんけれども、そもそもおまじないのような意味合いもありますし、信じて食べることがいちばん！
なので、それぞれの地域や家庭にあった食べ方をすればいいと思いますよ。
恵方巻きの食べ方ルールって？
といいつつも、あえてルールを敷くならば、「恵方巻きの食べ方は、その年の恵方に向かって、願い事をしながら無言で最後まで食べきる」、というのがルールと言えるでしょう。
地域によっては目を閉じながら食べる、笑いながら食べるなど独自の風習がありますが、この時に用意するのは７種類の具が入った太巻きだというのは共通です。
これを、切らずに丸かじりするのが習わしとされています。食べられる量には個人差があるので、人によっては細巻きや手巻き寿司を食べる場合もあります。
[su_note note_color=”#fde0f0″ text_color=”#181e19″]７種類の具を用意するのは七福神にちなんでおり、
巻き寿司であるのは「福を巻き込む」ように、
切らずに丸かじりするのは「縁を切らない」ように、
無言で食べるのは口から「幸福が逃げない」ように
という理由があります。[/su_note]
一気に食べることが良いとされていますが、一気に飲み込むわけではないので、口の中が巻き寿司でいっぱいになったら、途中で口を離して咀嚼しても大丈夫です。
ただし、途中でお茶を飲んだり、醤油をつけたりなど別のことをするのは良くないとされています。
なので、急いで食べて咳き込んだり、しゃっくりが出たりすることのないように、ゆっくり食べてくださいね。
ですが、お茶はともかく、醤油は困りものですよね・・・
恵方巻きの食べ方 醤油を使うタイミングは？
『その年の恵方となる方角を向いて、食べている最中は黙ったまま。そして食べる時は一気に食べ、できれば途中で休憩したり口から離さずに一本食べきること。』
この食べ方で気になるのは、醤油をつけるかどうか、どのタイミングでつければいいのか、ということですよね。しっかりつける人には、気がかりなことなんじゃないかと思いますｗ
サラダ巻きなど味付きのものは、何とかそのままでもイケますが、海鮮巻きなどの場合、醤油をつけるのは食べる前の一回だけ、というのは厳しいですよね。
元々酢飯の味があり、そのままでも美味しく食べられると思うのでガマンしましょう、と言われるものの、醤油味が好きな人には辛い仕打ち・・・
もし手作りするのなら、具を巻く前に醤油を垂らしてから巻くのも一案です。強者なら、買ってきた恵方巻きをバラして中に仕込むくらいのことをしてもいいかも。
私は面倒なので、縦にして上から少しずつ流し込む作戦です！
まとめ
節分に一年の開運を願いながら食べるものとして親しんできた恵方巻きですが、これはただ食べるだけでは意味がありません。それなりに正しい食べ方があるのですね。
正しい食べ方をすると少し静かな食卓になってしまいますが、それも最初の一本だけなので、その後の食事はいつも通り会話を楽しみながら過ごしましょう。
子供や少食の人は、普通の大きさではなかなか食べきれません。残さずに済むよう、半分に切っておくか、細めのものを用意するようにしましょうね。
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