京都は7月14日から祇園祭の宵山があります。猛暑日となることも多く、街は夜でもかなり暑いので、出かけられる方は熱中症対策にお気を付けくださいね。
2015年は台風11号が西日本に近づいたため、木曜日の宵山と金曜日の山鉾巡行が直撃を受けました~>< 私は初めて雨の宵山の屋台へ繰り出し、台風まっただ中の前祭巡行を指定席にて観覧してきましたw
そう! 山鉾巡行は雨でも台風でも予定通り実施するんです!
京都の祇園祭って台風でも決行する?
2015年7月14日、けっこう強めの台風11号は、16日夜から17日朝にかけて西日本に接近すると気象庁は発表しました。
図に表すとこんな感じ。
京都もしっかり暴風雨圏内に入ってしまっていたのです。。。
祇園祭は7月1日からぎっしりと祭事が詰まっていることもあり、山鉾巡行や花笠巡行などは中止か決行のみで順延はありません。
山鉾は相当の高さがありますので、台風などで強風が発生するとあおられてしまって危険が生じるため、巡行は荒天時には中止と一応アナウンスされています。
ちなみに、17日午前5時半時点での気象庁の気象情報発表後に、実施か中止かが決定されます。
中止となれば、祇園祭の記録上は天候理由で取りやめになったことはないので、朝のニュースになるでしょうね。
京都の祇園祭 雨の場合どうなる?
昭和に入ってから祇園祭が過去に中止された例としては、阪急電鉄の地下鉄延伸工事があった1962年の一度きりです。
基本的に山鉾巡行は 小雨決行 大雨強行 というモットーがあるのですw
なので、豪雨でも割とお構いなしに開催されます。中止になる可能性が高いのは、強風とか暴風といった「風」が原因の場合となるでしょう。
雨の山鉾巡行
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バケツをひっくり返したような雨の祇園祭(スライドショー)
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指定席や招待席は雨の観覧ってどうなるの?
指定席や招待席は、屋根もなくパイプ椅子がきっちりと並べられている状態なので、山鉾が通る際は当然のように傘の使用が禁止されています。
使い捨てのカッパが配られるため、それを使うことになります。
が、簡易式の使い捨てタイプのもので、100均にあるようなペラッペラのカッパです。普通の雨でもボタンの間から水が入ってきますので、それが気になるならアウトドア向けのような、ちゃんとしたレインウェアを持参するのが無難ですよ。
ちなみに、もし山鉾巡行が中止となった場合、チケットは購入場所で払い戻しが受けられます。
祇園祭の宵山って雨天中止なの?
宵山行事が一部中止とか、屋台が自主的に出さない、ということはあるでしょうが、宵山自体は台風だろうが暴風雨だろうが雷雨だろうが、中止という概念がありません。
ゴブラン織や西陣織部分にビニールシートがかけられたり、山鉾によっては上れなくなるとか、早めに閉めるなどということはあるかもしれませんが、祇園囃子が奏でられたり、粽を購入したりするのは基本テントの中です。
既に山鉾は組み立てられてますし、室内で観覧する行事も多いため、まったく問題はないのです。(一部の山鉾は解体されることも)
過去にも大雨の宵山は幾度となく開催されていますが、人出はさすがに半減するものの、それでもやっぱり混むんですよね。
あちこちで粽(ちまき)やグッズを見たくても、それほど広い通りではないことが多いため、けっこう傘も邪魔になって動きが取りづらいのです。
また、いちばんのお楽しみである屋台グルメを食べるのは、雨の中だとちょっとツライかもしれませんが、できなくはないでしょう。
あと、雨でも浴衣を着ている人は多いですけど、足元が汚れてしまうのは避けられません。汚れてもいいと腹をくくるか、汚れても大丈夫な服装で出かけるかの二択ですね。
雨の宵山の様子
雨が降ったり止んだりと、あいにくのお天気でも祇園祭は健在です!
・・・とはいえ、ちょっと寂しくなるのは確かなんですよね。
左:鉾に上がれるのですが、雨の中順番待ちをするのはけっこう大変。
右上:雨風が強まってきて丸裸になってしまった郭巨山
右下:カマキリもいないしビニールでよく見えない蟷螂山
こんな風景もおもしろがることが一番かも知れません(* ̄m ̄)
まとめ
一部の山鉾にビニールシートが被せられたり、巡行される方々が和傘姿になるなど、やや制限もありいつもとは違いますが、京都は雨も似合う街なので、それはそれで楽しめると思います。
雨天決行とはいえ、ホントは暑くてもカラッと晴天の日に山鉾巡行を眺めたいですよね~
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