京都の祇園祭、宵山には何度も足を運んでいたのですが、山鉾巡行をちゃんと見るのは今年が初めて。にもかかわらず、なんと台風直撃の危機に直面!><
家を出るときにはそんなにヒドい雨じゃなかったので、もしかしたら止んでくれるかも・・・という期待を込めて現地に向かったら、雨はヒドくなっていましたw
京都祇園祭の山鉾巡行 雨の観覧のお楽しみとは
2014年は約11万人の人出があった山鉾巡行ですが、雨の2015年は約6万5千人と半減。その分、大混雑は避けられたと言えるでしょうが、やはり寂しい感じでした。
例年だと歩道は観客でいっぱいになるところですが、さすがに今年はスカスカ。なので、特に有料観覧席などを購入していなくても、バッチリ見ることも撮影することもできたという状態です。
ひとつのところにじっとしているのって、けっこう疲れるものですが、今年くらいの観客なら、ゆっくり沿道を歩きながらついていくこともできるため、都大路を進む姿も辻回しも余裕で見ることができたという感じでしたよ。
昨年は熱中症で運ばれる観光客もいらっしゃいましたが、さすがに今年の天候ではそれもなかったと思います。むしろ、雨に打たれて寒いくらいでしたからw
山鉾によって異なる和傘を見るのも、なかなか楽しいモノでした。これって雨ならではの楽しみですよね!
やはり、番傘?蛇の目傘?っぽいデザインの方がいい雰囲気を出してます。開いた時に頭の上にくる下ろくろが見えていた方がいい感じ。
一見、和傘風のものでも、こうして比べてみると、その違いは歴然ですもんw
祇園祭の山鉾巡行 有料観覧席からの様子
山鉾巡行の2日前に京都駅ビルにある京なびこと京都総合観光案内所へ立ち寄ったのですが、まだ有料観覧席が発売中となっていました。やっぱりこのお天気の影響なのでしょうね。
当日、巡行が始まって1時間以上経っていても、ブロックによっては丸々空いているところもあって、ちょっと切なくなりました・・・
当日券の発売があったとしても、あの雨ではなかなか売れなかったんじゃないでしょうか。
スタイルの良さでひときわ目立っていらっしゃった占出山の引き手さん。
どちらのお国の方なのでしょうか? なぜそこにいらっしゃるのか聞いてみたい~
関西のオバチャンの心を鷲づかみにした可愛い稚児(?)。
若干、傘に入っておらず濡れていたので、白塗りが流れてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしちゃいます。
かなり異彩を放つお姿。アニメにでも出てきそうな立派なキャラクターじゃないか、と思うのは私だけでしょうか。
綾傘鉾の棒振り囃子と言うんですね。左端の方がかぶっているのは赤熊(しゃぐま)といい、鉦(かね)・太鼓・笛に合わせて棒を持って踊るということですが、残念ながらその様子を見ることはできませんでした。
有料観覧席でもらえるグッズ
有料観覧席を購入すると、下記のグッズが渡されます。
パンフレット、うちわ、凍らせたアクエリアスと使い捨てできる帽子と雨カッパの5点です。
雨の中ではパンフレットを開くわけにもいかず、うちわも帽子も活躍せず、凍らせたドリンクなんて寒くて飲めずと、ただ荷物になっただけで残念です。
近くにいらっしゃった毎年見に来るという方の話では、雨のせいでいつもより早く終わったということでしたが、それでも約2時間ほど雨に打たれて見物しておりました。
連れはアウトドア用のしっかりとした雨ガッパを持参していたのでそれを着用。私はこの簡易式のカッパを着ての観覧となったのですが、前ボタンなので雨が入り込み、結局全身びしょ濡れ状態w
雨の日に有料観覧席で見る場合は、しっかりとしたレインウェアが必須です。また、お隣の方曰く、「雨でも晴れでも必ず着替えは持ってこなくちゃダメよ~」と。
雨でぐっしょり、汗でぐっしょり、がお決まりですってw
祇園祭の山鉾巡行 見学場所は結局どこがいい?
今回はあいにくの雨で大変でしたが、快晴だったとしても大変だと思います。現に、宵々々山、宵々山は猛暑日となり、その暑さはハンパなかったですから。
座って見られる有料席がラク、とはちょっと言えないですね~(;・∀・)
建物のへこんだ部分とか、寺町のアーケードとか、日陰になるところの方が暑さも雨もしのげていいんじゃないでしょうか。
特に、高齢者の母やあまり関心のないダンナ様を誘う場合は、沿道は辛いだけだと痛感しましたので、帰ってきてから来年以降のために情報収集してみました。
できれば、室内で涼みながらゆっくりと山鉾巡行を見たい!
そしたら、そんな願望が叶えられるプランが続々と見つかるではありませんか! JTBなどの旅行会社で取扱いもありますし、沿道に建つホテルのプランもありました。
たとえば、京都のホテルで山鉾が巡行する河原町通に唯一面しているという京都ロイヤルホテルさんでは、山鉾巡行観覧会と午餐会というプランがあり、2階からの観覧とお食事ができます。
一人 17,000円と、なかなかのお値段ですが、ミクニ大阪などで総料理長をされていた方のコースメニューが堪能でき、今回も買えなかった長刀鉾の厄除け粽(ちまき)にオフィシャルパンフレットまでついているので、内容自体は満足できそうなものでしょう。
ちなみに、上記と一緒になった宿泊プランもあるようですが、これは早々に売り切れてしまいそうですね。
室内観覧なら、いっそのことテレビ中継とかネットの生中継でいいのでは? という疑問もありますが、やっぱりお祭りは臨場感が大事ですからね!
2016年7月17日の山鉾巡行は日曜日なので、見に行くと決めたら早めに予約を取りたいと思います!
まとめ
宵山でも山鉾巡行でも、唯一のからくりが施されている蟷螂山のカマキリが見られなくて残念無念w これは来年リベンジしようと思います。
辻回しをしている間、他の山鉾はその場で待機しているワケですが、気軽に観客席へ話しかけてくださる参列者の方がいらっしゃって、いろんな話を聞かせてくださいました。
これは、今回の有料観覧席で唯一良かったことかも(笑)
「足袋のつま先が濡れないように、こんなカバーがあるんだよ。でもかかと側から濡れて滲んでくるから意味ないけどねー」と足元を見せてくれるお茶目さも♪
さて、来週の後祭りに行くかどうかは思案中デス(´ヘ`;)
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