京都の祇園や東山を歩いていると、普通に和服の方を見かけます。夏の暑い日には日傘を差していたりしますが、オシャレな方だともちろん和傘でキメています。
和傘を差しているだけで、女性として3割増しになるような気がするんだけど、気のせいかしら???
ちょっと憧れもあったため、日傘を差す習慣がない私は雨の日用の和傘を買ってみたのですが、見た目のカッコ良さとは裏腹に、重くてとっても使いにくいんですw
京都の老舗で扱っているような本格的な和傘にするのか、見た目は和傘風だけど機能性重視のものにするか、どちらを選びましょうか・・・
京都の和傘販売店は京都産ではないことが多い
和傘=京都、というイメージは強いですよね。
けれども、いま京都でちゃんとした和傘を作っているのは一店舗のみなのです。
嵐山や寺町・河原町などの商店街の雑貨屋さんで販売されている和傘は、いわゆる和傘風デザインの洋傘であることが多く、そこそこ軽いしとてもお安いため、手軽に手に入る京都っぽい傘ということで人気なのでしょう。
和紙で作られている安価な番傘などは、油引きなどの防水加工がしてありませんので、雨の日に使うことはできません。
晴天の日の日傘として、浴衣を着た時にちょっと持ちたい、という使い方なら問題はありませんが、晴雨兼用として持ちたいなら考えものです。
どんな用途で持つのか、雰囲気だけでいいのか、そういったところをちゃんと考えて購入するようにしましょう。
和傘は京都産なら日吉屋
せっかく京都に来たんだし、本格的な和傘を買って帰りたいの!
そんな方には京都で唯一、和傘を製造販売している日吉屋さんしか選択肢がありません。けれども、実は日吉屋さんの和傘は東京営業所でも購入することができるんですw(予約制です)
京都本店は、平日 10:00~17:00 、土日休み と、なかなか旅行者には厳しい営業時間となっています。(土曜日は3日前までに予約すれば大丈夫な場合もあります。)
しかも、残念ながら職人さんがずいぶん若くなっており、本当に昔ながらの和傘は作ってはいないようです。
もちろん、観光客向けの和傘まがいのモノとは比べものになりませんので、そこはご安心を。
ただ、若い女性に人気のSOU・SOUというブランドとコラボレーションした京和傘は、女子のハートをくすぐるようなデザインの日傘となっています。
普通の傘としてはお高いけど、和傘としては格安な方だと思います。UV加工はもちろんのこと、ちゃんと撥水加工もされているため、ちょっとこだわりの傘が欲しいという人にはおすすめです。
本家の日吉屋さんで通販すると千円以上の送料がかかっちゃいますが、こちらのショップだと送料は無料ですよ。
京都の和傘は辻倉のクオリティがピカイチ!
京都の老舗和傘店と言って、必ず名前が挙がるのは辻倉さんです。
ところが、既に自社生産ではなく岐阜県で生産されているため、正確には京都の和傘とは呼べないかも知れません。
けれども、辻倉さんの和傘のクオリティは素晴らしく、13万円もするような和傘がありますが、ここまでくると傘というより、もう芸術品の域ですね。
開いた時に頭上にくる格子になった部分(なんて言うのか知らないw)の細工が、それはもう美しくて、日本に生まれて良かった!と思える瞬間です(笑)
もちろん、もっとお手頃価格のラインナップもたくさんありますので、京都で和傘を買おうと思っているなら、まずは辻倉さんから回るのが正しい順番ですね。
店舗は河原町駅からすぐの所にありますが、ビルの7階というところに位置するため、行こうと思って行かないとたどり着けません。
ちなみに、辻倉さんは 11:00~19:00 水曜休み なので、土日でも大丈夫です♪
まとめ
普段使いしている傘は、柄の部分が腕にかけられるようになっていますが、あれって結構重宝する機能なんですよね。和傘は柄の部分が一直線なので、しっかり持ってるしかありませんから。
そうそう。傘を閉じているとき、洋傘は柄の部分を持ちますが、和傘は柄の部分ではなく頭部分をつかむ形になりますので、お間違えなく!(ココを間違えると、何となくマヌケな感じに見えちゃいますょ。)
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