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京都 東寺の五重塔や立体曼荼羅などの見所をチェック!

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京都 東寺の五重塔や立体曼荼羅などの見所

京都を代表する縁結びのお寺と言えば、東寺が挙げられます。東寺は、今や世界中が注目する、日本の世界遺産高野山を開山した弘法大師空海が桓武天皇より頂いた寺院です。

東寺は京都の真言宗の拠点として、これまで歴史を刻み本尊である大日如来は読経しながら拝めば願いが叶うという噂が話題となっています。

京都 東寺の五重塔や立体曼荼羅などの見所

そもそも、いま多くの人が注目している寺社の「御利益」は、明治時代に寺院が布教活動を円滑に進めるために広めた考え方です。なので、ぜひ御利益を求めて京都に行くのなら、仏教の教えを伝える東寺は欠かさずお参り下さいね。

目次

京都 東寺の五重塔について

東寺の中でも、特に有名なのが五重塔でしょう。五重塔は京都らしい風景として、夕日をバックにしたシルエットが人気となっています。

この五重塔は、地上55メートルで国内の木造建築では一番の高さを誇ります。

塔の中は非公開ですが、塔を支える心柱の根元には、仏教の祖である仏陀の遺骨や遺髪などが入った仏舎利が埋められています。

また、この五重塔はインド語でいうストゥーパが起源であると言われています。仏様の仏舎利は今でも「心理」に目覚めたブッタがそこにいて見守っているという、仏教の信仰の要です。

東寺の五重塔は講堂の次に建立された建物で、少ない資金繰りの中、当時の建設が開始してから30年後に完成しました。

しかし、その後に4回の落雷にあって焼失してしまいます。現在見ることのできる東寺の五重塔は、江戸時代に徳川家康によって再建されたものなのです。

五重塔の中には、大日如来と4体の如来像と8体の菩薩像が治められており、今も人々の安寧と心願成就を願っています。

また、五重塔の建築技法は、仏教建築の中でも特に注目される構造をしており、各階の屋根の間には見事な彫刻の支えが配されています。

構造を例えるなら、最もイメージしやすいのがジャンガ等の木が組み合わされているゲームです。五重塔もジャンガと同じように一本の釘も使わずにき時をはめてバランスを取っているため、その構造の中には幾何学模様をいくつも見つけることができますよ。

日本の寺社には様々な木造建築があります。ぜひ、他の寺社の塔と見比べて、その相違点を見つけてみて下さいね。

東寺の立体曼荼羅って?

東寺の立体曼荼羅(マンダラ)は、その名の通り、通常は織物で表現される曼荼羅を木造彫刻で表したものです。

そもそも曼荼羅は、仏教の教えをわかりやすく伝えたものとして知られており、仏教の世界は四方八方に仏様がたくさんいらして、それぞれ役割が分かれています。

曼荼羅にも種類があり、胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅の2種類があり、胎蔵界曼荼羅が仏教というものの世界において「理」というものがどういうものなのかということを伝え、金剛界曼荼羅が「智慧」(知恵と同じです)が何なのかということを教えています。

東寺の立体曼荼羅(羯磨曼荼羅:かつままんだら)は、より視覚的に具現化することによって、これらの教えを広く人々に理解してもらおうとして作られたものです。

立体曼荼羅の構造は、密教の守り仏大日如来と不動明王を中心に五大菩薩と五大明王が囲み、その仏像をさらに仏教の四天王が囲んでいます。

特に現在見ることのできる大日如来は、重要文化財に指定されている今から500年前に作られたもので、一度見たら忘れることのできないほど強い眼力を持っていますよ。

東寺に行ったら、かならず一度はお参りしなければならない仏像なのです!

東寺の見所は盛りだくさん!

東寺には、前述の五重塔と講堂の立体曼荼羅の他にも、多くの見所があります。

薬師如来を本尊とする金堂の薬師如来の傍らには、日光菩薩と月光菩薩像があり、世の中の安泰を願っています。

その姿は黄金で、とても500年以上の時間が経過したとは思えない輝きを放っています。

また、本尊の近くにいらっしゃる十二神将は、拝観経路の近くにいるため、今にも動き出しそうな臨場感を感じることができ、その一体一体の彫刻も細かく、それぞれの個性をきちんと押さえた造りで、夜の金堂は本当に仏像と神像彫刻のパーティーのようです。

東寺(教王護国寺)のできた平安時代、周りは今よりも光がなく、月の光と燈明と太陽の光しかありませんでした。

そんな中で見る仏像と神像は、参拝する人々の目には本当に神々しく見え、祈りを捧げて仏像と目があった時には本当に有難いものに見えたことでしょう。

現在でも東寺の建物の中は、太陽光だけの薄暗さを保っています。平安時代の人々の気持ちを思いながら、仏の心を信じてお参りしてみると心が落ち着くことでしょう。

まとめ

東寺は世界遺産にも認定されている、京都の寺社仏閣のひとつです。

東寺が建立された当時、京都の食糧事情は悪く、天災によって大勢の人々が病気や飢えで亡くなり、現代と同じように何を信じるべきか頼るべきか多くの人が悩んでいました。

そんな中、桓武天皇が開基し弘法大師空海が戴いた当時の真言宗は、たくさんの人々に希望を与え、仏像や神像に祈りを捧げました。

縁結び祈願だけでなく、いろいろな御利益を受けることのできる東寺で一度はお参り下さいね。

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