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京都 南禅寺の見どころと水路閣など周辺観光について

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京都 南禅寺の見どころ

京都でお豆腐と言えば、南禅寺門前の老舗豆腐料理店「順正」が有名です。でも南禅寺には他に何があるか、なかなかイメージしづらいという方、実は多いのではないでしょうか?

京都 南禅寺の見どころ

南禅寺と言えば、江戸時代に徳川家康のブレーン(徳川幕府を風水や仏教の力によって守ろうとした)と言われた黒衣の宰相金地院崇伝を輩出したお寺として、徳川幕府ファンには人気の寺社仏閣です。今回はそんな南禅寺についてご紹介します。

目次

南禅寺の見どころは盛りだくさん!

南禅寺はその広大な敷地内に、沢山の寺院が立っています。公式サイトから確認できただけでも15の寺院があります。まずは参拝していく順にみてみましょう。

南禅寺の境内から見て右から順に、對龍山荘、金地院、大寧軒、南陽院、真乗院、天授庵、三門、正因庵、南禅寺、南禅院、水路閣、高徳庵と建っています。

まず最初に南禅寺で見られるのが金地院で、次に注目してほしいのが天授庵です。天授庵は山門の右手にある寺院で、今から700年ほど前に建立されました。

この天授庵にはとても贅沢な枯山水と池泉式庭園の2つがあり、四季の移ろいを感じることができますよ。

次に目に入る門が三門(山門)です。重要文化財にも指定されているこの門は、歌舞伎の一場面にも登場するほど有名な門で、登ってみると南禅寺の境内の景色を一望できます。もし機会があれば、ぜひ登ってみましょう。

最期に注目したいのが、やはり南禅寺の仏教伽藍です。南禅寺の伽藍の見どころは次のとおりです。

  • 法式行事や法要の際に利用する法堂
  • 南禅寺に奉仕する僧たちの生活の場である本坊
  • 現在京都国立博物館の特別展「禅~心をかたちに~」展に貸し出されている国宝の障壁画のある方丈
  • 江戸時代の作定家小堀遠州の作ったと言われる虎の子渡しの庭と言われる枯山水の庭園

どれも、魅力的な日本仏教の至宝ですが、特に注目したいのが小堀遠州の虎の子渡しの枯山水の庭です。

この庭は、広大な白砂の敷石の上に御本の定規線で川を再現し、その上を虎の親子が渡っていく様子を表現した庭なのです。

あなたは虎の子を何匹1カ所の地点から数えることができるでしょう。ぜひ全部見えるポイント探しにチャレンジしてみて下さいね。

京都 南禅寺の水路閣について

南禅寺のロケ現場として有名なのが、南禅院のすぐ近くにある水路閣です。京都を題材にした映画やドラマに多く出てくるこの場所は、南禅寺に来たら誰もが一度は行ってみたいスポットです。

京都 南禅寺の見どころ

そもそもこの水路閣は、疏水(そすい)といって滋賀県の琵琶湖から京都に工業用水を運ぶために明治時代に始められました。

最初は紡績業やかんがい用水、防火用水として見込まれていた琵琶湖疏水でしたが、水力発電の技術が発明されると、水力発電と生活用水を運ぶ技術として、京都府民たちの生活を支える存在となりました。

赤煉瓦のアーチが特徴的で、冬の雪の白や秋の紅葉との景色が美しいと話題を呼んでいます。しかし、これだけで終わらないのがこの水路閣です。

現在、コアな京都ファンの間では、この水路閣から地下鉄東西線蹴上駅近くにある世界最長の傾斜鉄道跡の蹴上インクライン(けあげいんくらいん)まで、紅葉や桜を楽しみながら散歩するという観光スタイルが流行っていますよ。

たくさんの美味しいものでお腹を膨らませた後は、このような散策で体を動かしてみてはいかがでしょうか? 散策の際には自分の足に馴染んだスニーカーでお出かけくださいね。

京都 南禅寺の周辺観光でおすすめの場所

南禅寺にはたくさんの仏教寺院があります。そのため、南禅寺の敷地内にある寺社仏閣、観光スポットに行けるだけ行き、可能なら坐禅会に参加するのも特別な体験となりますよ。

南禅寺には宿泊のできる南禅会館もありますので、南禅寺から離れるのがちょっと面倒という方には、こちらがおすすめです。

また、南禅寺には「みかえり阿弥陀」とよばれる首を左にひねっている阿弥陀如来像のいる永観堂や、魅力的な収蔵資料を持つ野村美術館などもありますが、これらは必ず紹介されているためここでは省きました(笑)

また、あえて南禅寺の外に目を向けてみても、周辺には明治時代に文化人のたまり場だった清流亭、美食家の集まる大安苑などがあります。

南禅寺には、いつもの自分を何ランクも日本人らしくしてくれる魔法が詰まっているようです。

まとめ

南禅寺と言えば、順正の湯豆腐とお麩の田楽、ドラマのロケ地である疏水(そすい)が今は大変有名です。

しかし、普段の何倍も上品さを身につけることのできる京都旅というのもなかなか良いもの。南禅寺は決して敷居の高い所ではありませんが、京都の上品を味わいに南禅寺に出向いてみてくださいね。

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