MENU

京都 二条城の見所と歴史について 世界遺産になった理由とは?

当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。
京都 二条城の見所と歴史 唐門

京都の二条城と言えば、徳川家康が幕府を開いたことをきっかけに作らせたお城です。

いわば江戸時代の幕開けの象徴のようなお城であると同時に、約250年続いた徳川幕府を十五代将軍徳川慶喜の決断によって終わらせた、徳川幕府の「始まり」と「終わり」の舞台となったお城です。

京都 二条城の見所と歴史 唐門

今回はそんな二条城の歴史を簡単にまとめるとともに、二条城の観光の見どころをご紹介していきたいと思います。

目次

京都の二条城の見所とは?

二条城の見どころは、なんと言ってもイベントにあります。二条城では大型連休や日曜日、祝日時期を限定して様々なイベントを開催しています。

例えば、8月の夏休みのシーズンをはじめ、四季折々のタイミングでさまざまなテーマのプロジェクションマッピングを駆使した投影で幻想的な雰囲気を味わうことができます。

また桜のシーズンや紅葉のシーズンなどには城内のライトアップも行われ、土日には夜間暗い中にもかかわらず、たくさんの来場者でにぎわっていますよ。

二条城ライトアップ

城内を見学する際、昼間の見どころのポイントはたくさんある門です。この中でも人気でひときわ目を引くのが唐門です。

二条城の唐門は、唐破風造り(からはふづくり)となっている天井に彫刻がふんだんに使われています。その模様の中には、いろんな意味や物語が隠れています。

どんな彫刻と模様があるのかなど、目で見て確かめたりカメラに収めて調べてみるとおもしろいと思いますよ。

京都の二条城の歴史について解説

二条城の歴史は、決して特別だというわけではありません。江戸時代の二条城で特筆すべき点は、徳川幕府の「始まり」と「終わり」の舞台となったお城であるということです。

そこでここでは、二条城が大政奉還の舞台になった後、どのような変遷をたどって世界遺産になったかという課程に注目したいと思います。

明治時代になって二条城が最初に置かれたのが、太政官代でした。これは現在の立法機関である内閣の元となった機関です。そのため二条城では連日、様々な法律の決め事の会議が行われました。次に置かれたのが府庁で、これはのちの陸軍省となりました。

1884(明治17)年に多くの政府機関の舞台となった二条城でしたが、都が京都から東京に遷都したことを受け、行政官庁は東京に移転します。

二条城内に有った部署もすべてなくなり、いよいよ二条城は天皇陛下の滞在場所である(二条)離宮となりました。京都御所北東部にあった桂宮御殿を本丸に移築し、庭園も造成されました。

大正時代を迎えて、明治天皇の崩御に伴い大正天皇が即位されると、大饗宴場を造営、同時に南門も完成しました。

1939(昭和14)年に入って宮内省は二条城を京都市に下賜し、翌年2月11日の建国記念日から恩賜元離宮二条城として一般公開をはじめました。

1952(昭和27)年に文化財保護法が制定されると、その規定に基づき二の丸御殿6棟が国宝に認定され、櫓などの建物22棟が重要文化財に指定されました。

特に二の丸の障壁画は、重要文化財にも指定されている歴史的資料であると認定されました。この重要文化財指定をきっかけに、ユネスコの世界遺産登録の選考も受け、見事登録さたというわけです。

二条城が世界遺産になった理由は?

二条城が世界文化遺産になった理由、それは二条城に国宝と重要文化財がたくさんあるためです。基本的に世界遺産は、登録するものが存在する国の認定状況が加味されます。

つまり、国宝・重要文化財の中から特に貴重なものが選ばれるのです。二条城は古都京都の文化財の1つとして登録されましたが、その選定基準の2つである

(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例

という点において優れているとみなされたため、登録されたと言われています。

まとめ

二条城は徳川幕府の「始まり」と「終わり」を見ていたお城です。日本には他にもたくさんお城がありますが、中でも二条城は決して歴史の長いお城ではありませんでした。

しかし、その時代に活躍した絵師の描いた襖絵や床の間に置かれた美術品の数々は、やはり徳川将軍家の建てたお城であると感動するものばかりです。

二条城では、お城の修繕工事のために1年間城主制という寄付制度を行なっています。応募した人なら、誰もが二条城の城主になれるチャンスがあるんですよね。

二条城の城主になった人の話を聞いてみると、京都旅行が何倍も楽しく、誇らしいものになるとのことでしたよ。興味のある方は応募してみるのもいいかもしれませんね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次