長崎市内の中心部に、およそ1万5千個ものランタンが飾られるという長崎ランタンフェスティバル。100万人規模のイベントということに期待しつつ、今年ついに行ってきました!
いつ行くのがいいのか、所要時間はどのくらいなのか、どう回ればいいのか、などなど、実際に雨のランタンフェスティバルに行ってみて気づいたことをレポします。
[su_note note_color=”#e9edfe” text_color=”#181e19″]開催期間:2016年2月8日(月)~2月22日(月)[/su_note]
長崎ランタンフェスティバル2016に行ってきた!
長崎へは何度も行っていますが、ランタンフェスティバルは初めて。
ホントは稲佐山の夜景を見に行ってから、30分でいいから雰囲気だけでも味わおうと考えていたので、ノープランだったんですよね。
当日は夕方からあいにくの雨。「稲佐山へ行っても今日は夜景なんて見られないよ! 行くならランタンでしょ!」と現地の方からアドバイスをもらい、急遽ランタンをメインに見に行くことにしました。
チラ見するなら長崎新地中華街へ行けばいい、という前知識があったので、まずは路面電車で築町を目指します。この電車、大人一律120円という安さ! 太っ腹だね~
降りたらもう目の前の川にかかるランタンが美しい~(〃▽〃)
よく分からないまま道沿いに歩くと、中華街の入り口のような場所にあたり、大きな光のオブジェがいくつか飾られていました。
ずいぶんとコンパクトな中華街ですが、屋台というか出店というか、店頭で買い食いできる感じは、お祭り気分でとっても楽しいです♪
夕飯を済ませてスグに行ったのですが、ごま団子をいただきましたー
まぁ、味は普通に美味しいです。
通りを抜けると、湊公園にぶつかります。ここには特設ステージが設けられており、さまざまなイベントが行なわれています。
私たちが観たのは「琉球國祭り太鼓エイサー」でした。中国の景色に鳴り響く島唄・・・ ちょっと違和感がありましたが、楽しかったです(笑)
湊公園の会場は、大小さまざまな中国ランタンでぎっしりです。
もとは長崎新地中華街の方々が中国の旧正月(春節)を祝う行事だというだけあって、ど派手でカラフルな色彩なのに、なんだか懐かしく和む、不思議な空間でした。
30センチくらいの小さなものから、今年の干支である猿(孫悟空・いちばん上の写真)など10メートルクラスのオブジェまで、それはそれは見応えがあります。
中にはシュールなオブジェも。ただの大きなヌイグルミ?的なパンダや、明らかに灯りが少なく、寂しげなオッサンっぽい動物たちとかw
いやもう、とにかく 華やか度MAX!!
京都のライトアップとはまた違った幻想的な風景は、一度は観ておいて損はないと思いますよ。チラ見なんてもったいないので、しっかり時間をとって見るべきですね。
所要時間について
長崎新地中華街と湊公園、唐人屋敷会場をぐるりとひとまわり。
途中で写真を撮ったり、エイサーを5分ほど観覧したり、食べ歩きしながらゆっくりと回りました。ちなみに、ロウソク祈願はしていません。
それだけでしたが、所要時間は2時間弱かかってしまいました。
ですが、メインのランタン装飾を見るだけなら30分で済みます。長崎駅前から路面電車で往復する時間を加味しても、1時間あれば楽しめます。
長崎ランタンフェスティバルで雨が降ってきたら?
今回は雨が降ったり止んだりというお天気でした。ランタン自体は雨ざらしになってしまっても大丈夫な作りのようで、雨が降っても観覧に支障はありません。
雨で中止になるのは、イベントです。たとえば、2016年は2月16日(火)の16時から唐人屋敷会場で予定されていたヤンコ踊りが、荒天のため中止になりました。
中華街は右側通行とされていますが、けっこうアバウトだし、もともとが狭いので全員が傘を広げて歩くとけっこう邪魔になりますし、買い食いもしづらいですよね。
どしゃ降りなら傘の使用も仕方ありませんが、ちょっとした雨ならコートのフードをかぶるとか、100均で売っているようなポンチョを用意しておくと動きやすくて見やすいと思います。
浜んまち会場はアーケードになっているので、どしゃ降りの雨でも大丈夫です。天気が悪ければ、皇帝パレードや媽祖行列(まそぎょうれつ)はこちらの会場で観るといいでしょう。
長崎ランタン祭りのおすすめプランは?
タブレットやスマホでもチェック可能ですが、できればまずは紙の案内パンフレットをもらった方が見やすいと思います。
賑橋下車で中央公園会場へ行くか、築町下車で新地中華街会場の湊公園へ行くと、インフォメーションセンターがありますので、まずこちらへ立ち寄るのがベストです。
ランタンフェスティバルの会場は、大きく分けると7つあります。会場外にもランタンオブジェやスタンプラリーが設置されているので、しっかり回ろうと思ったら半日がかりになるでしょう。
それに加え、ショーやパレードなどのイベントも観覧するとなると、丸一日でも足りないかも知れません。
行く曜日、滞在できる時間、観たいイベント内容によって、
旅行プランは大きく変わることになります。
平日に行く
土日に比べるとそれほど混雑していないものの、特に中華街会場や湊公園は、19時を過ぎたあたりから人出が増えてきます。
いちばん混む時間を別の会場にあてて、中華街はもっと早くか遅くに行くと、スムーズに動けると思います。
パレードはありませんが、龍踊りや中国変面ショーはぜひ見ておきたいイベントです。
土日に行く
混雑はしますが、土日に行けるなら皇帝パレードや媽祖行列を見る時間を作りましょう。どこか都合の良い場所のポイントにいて、通っていく様を見れば十分です。
また、平日は一部のみしか見られない中国獅子舞も、土日なら観覧可能です。もし時間に余裕があるのなら、こういったイベントを中心に予定を組むのがおすすめです。
また、中華街やランタンフェスティバル会場近くのお店でお食事をしようと考えているなら、予約をしておくのが安心ですよ。
予約ができなかったなら、中華街の店先や湊会場のイベントステージ周りにある屋台で中華系グルメをいただきましょう。
皇帝パレードを観る
清朝時代のお正月に皇帝と皇后が街に出かけ、街の人々と共に新年をお祝いする様を表した行列です。約150人のお供を引き連れた皇帝と皇后がおみこしに乗るなど、豪華な衣装をまとったパレードが繰り広げられます。
皇帝パレードが観られるのは土曜日だけです。
[su_note note_color=”#e9edfe” text_color=”#181e19″]開催日 2016年2月13日(土)、2月20日(土)
開催時間 14:00~16:30
コース 中央公園 → メルカつきまち前 → 鐵橋 → 浜市アーケード → 鍛冶市商店街 → アルコア中通り → 諏訪小学校 → ベルナード観光通り → 銅座観光通り → 湊公園[/su_note]
媽祖行列(まそぎょうれつ)を観る
長崎に入港した唐船の乗組員たちが、江戸時代から行なっていた行列です。航海安全の神である媽祖を安置するまでの神事を再現したものです。
媽祖行列が観られるのは日曜日だけです。
[su_note note_color=”#e9edfe” text_color=”#181e19″]開催日 2016年2月14日(日)
開催時間 14:00~17:15
コース 孔子廟→唐人屋敷→湊公園→銅座観光通り→ベルナード観光通り→ アルコア中通り→眼鏡橋→興福寺[/su_note]
[su_note note_color=”#e9edfe” text_color=”#181e19″]開催日 2月21日(日)
開催時間 14:00~17:15
コース 興福寺→眼鏡橋→アルコア中通り→ベルナード観光通り→銅座観光通り→ 湊公園→唐人屋敷→孔子廟[/su_note]
[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=Z-Hh0Yokxy0″ width=”580″]
短時間で堪能したい
小一時間しかとれないけど、せっかくランタン祭りがあるなら雰囲気だけでも味わっておきたい、というなら、やっぱりメインとなっている新地中華街会場へ直行しましょう。
見応えのあるランタン装飾が見られますし、時間帯によってはステージで行なわれているイベントの演奏や踊りなどに遭遇できるかもしれません。
長崎ランタンフェスティバルの会場と主なイベント
- 新地中華街会場(湊公園)
- 点灯式、龍踊り、中国獅子舞
- 中央公園会場
- 点灯式、龍踊り、中国獅子舞
- 唐人屋敷会場
- ろうそく祈願四堂巡り
- 興福寺
- 女子高生による龍踊り
- 鍛治市会場
- 女子高生による龍踊りパレード
- 浜んまち会場
- 月下老人オブジェ(縁結び)
- 孔子廊会場
- 中国変面ショー
まとめ
我が家は事前にちゃんと予習をして行かなかったので、たぶんその良さは半減だったんじゃないかと思いました(;・∀・)
現地の居酒屋店主やホテルのフロントマンなどに聞いてみてまとめてみましたが、次回の教訓にしたいと思っています。皇帝パレード、媽祖行列、中国変面ショーが見たいーっ!
コメント