紅葉で色づく秋と積雪姿が情緒あふれる冬の嵐山。ちょうどその間は観光客が減ることから始まった嵐山花灯路(あらしやまはなとうろ)ですが、今年はちょっと異変が・・・!
混雑を回避すべく、いちばん空いているであろうという水曜日に突撃! 嵐山花灯路で、竹林や渡月橋のライトアップとお食事を楽しんできましたのでレポします。
嵐山花灯路のライトアップを見てきました!
今回は、渡月橋と竹林のライトアップを見物し、夕食を済ませて帰る、ということを目的に嵐山へ足を運んでみました。目標時間は3時間です。
まずは、嵯峨嵐山駅から渡月橋を目指し、15分ほど歩きます。道中はいつもの嵐山という印象ですが、足元の行灯がちょっぴり気分を上げてくれます。
いざ渡月橋に到着したものの、やや期待外れ。それほどライトアップされているようには見えないんですよね。
実は、渡月橋のライトアップは、実物よりも写真の方がキレイという不思議な現象が・・・
というわけで、写メを撮って終わり。ここでの滞在時間は2~3分でしょうかw
その後、夕食を済ませて竹林へ向かいました。
平日とは言え、さすがにメインとも言えるここに向かう人は多いです。一方通行規制は行なわれていなかったものの、なかなかの混雑ぶり。
三脚を立てて写真を撮っている方も多く、セルフィーを持った外国人観光客もいたりして、
そんな中で自分もスマホで写メを撮るわけなので、周囲に気を配らないと危険かも。
野宮神社の手前にも竹林はありますが、本当にキレイなのはもっともっと先です。トロッコ嵐山駅近くまで行くと、ポスターにもなっている美麗な風景が拝めますよ。
大河内山荘庭園の脇を抜けた先で、あちこちから歓声が上がっているので何だろう?と思ったら、思いがけない風景が広がっていました。
小倉池というそれほど大きくない池があり、そこを取り囲んでいる光がとても美しくて、まるで海外のリゾートにでも来たのかと錯覚するほどの光景です。
いわゆる鏡池、というやつでしょうか。撮影の腕が悪くて伝わらないかも知れませんが、竹林でライトアップは終わりのつもりでいたので、これはなかなかのベストビューポイント!
特別拝観や屋台、足湯といったものは全スルーしての散歩のつもりで2時間を予定していましたが、結局はまるまる3時間かかりました。
途中で坂道や砂利道もあるので、歩きやすい靴は必須です。
嵐山花灯路の感想 今年はまさかの・・・!
例年だとこの時期にはすっかり終わっている嵐山の紅葉ですが、今年は暖冬ということもあって、割と色づき始めが遅かったんですよね。
で、まさかの花灯路と紅葉の両方を楽しめてしまいました!
街ではクリスマスの装飾がなされているのに紅葉を愛でられるとは、京都らしいと言えば京都らしいのかも知れませんね。
また、12月の嵐山は底冷えすると言われていて、徹底的な防寒対策を勧められることも多いのですが、今回はコートの前を閉じる必要がない気温でした。
そのせいか、抹茶や湯葉のソフトクリームを食べてる人をたくさん見かけました(笑)
灯りと花の路ルートをぐるっとひとまわりするだけで、かなりの運動量ですし時間もかかります。
宝厳院や法輪寺、落柿舎などでは夜間の特別拝観を行なっていますし、嵐山通船の屋形船や渡し船に乗ることもできますが、そこまで体力が持たない感じです。(弱っ)
予算に余裕があるなら、人力車に頼りたいくらいですもの。
あれもこれも楽しもうと思うと労力が半端ないので、コレは譲れないというものを1つ2つ決めてそれだけ行く、というのがいいんじゃないでしょうか。
京都 嵐山花灯路のお食事事情は?
いつもは夕方に閉まってしまうショップが大半なのですが、花灯路期間は臨時営業するところが多いとのことだったので安心して向かってみましたが、閉じているお店もチラホラ。
イクスカフェに行きたかったものの、18時で閉店とのこと。仕方なく、いかにも観光客向けのお店で夕食を取ることにしました。
「嵐丼」というどんぶり屋さんにて、汲み上げゆば+おぼろ豆腐+いくらが乗った嵯峨野丼(1,550円)と牛ヒレステーキ丼(2,050円)を注文。なかなかのお味でしたよ~
他には、汲み上げ湯葉とおぼろ豆腐に生姜のあんかけがかかった嵐山丼、じゃこと野沢菜のヘルシー丼、まぐろアボカド丼など、13種類の丼があります。
ゆっくり味わうというお食事ではないけれど、お腹的には満足~。
長辻通というお土産物屋さんが立ち並ぶメインストリート沿いのお店は開いているところが多いので、この界隈で食事をするのが無難だと思います。
コロッケとか天ぷら(練り物)などの軽食の食べ歩きしている方(中国人?)もいらっしゃいましたが、竹林の小径など混んでるところではニオイ的にも大迷惑! ベンチやせめて道の端っこで食べるべきですね。
嵐電嵐山駅周りにいくつもお食事処があるので、困ることはありません。安心してお腹を空かして出かけてください!
まとめ
いつもは嵐電を利用するのですが、今回はJRを使って嵯峨嵐山駅へ行ってみてビックリ。駅を降りたときの印象が、両者ではまるで違います。
昼間ならまだマシでしょうが、嵯峨嵐山駅はとにかく寂しいのひと言。ほとんどのお店が閉まっているため、単なる住宅街をひたすら歩くという感じでした。
嵐電の嵐山駅には京友禅のポールが600本も並ぶキモノフォレストによるライトアップがされており、電車を降りる前から見える灯りにワクワクすることができますから、この差は大きいのです。
・・・ですが、帰ってきてからパンフレットを見て、ちゃんとライトアップされたルートも用意されていることに気づきましたw
わざわざ暗い道を通ってしまった大バカ者です(;・∀・)
嵯峨嵐山駅の改札を出たところでスタッフさんが詳しい地図つき散策マップを手渡してくださるので、事前にちゃんと確認の上、光のルートを通ってくださいね!
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