子供の頃、インフルエンザなどの予防接種を受けたことがあるはずです。でも、大人になってからは、全く受けなくなったのではありませんか?
もし、風邪やインフルエンザなど大流行の兆しが見えてきたら、一度インフルエンザの予防接種を受けてみるといいでしょう。その場合の、効果的な回数や時期についてお伝えします。
インフルエンザの予防接種って風邪気味の大人は受けられる?
今まで受けたことがない人も、大人であっても、基本的にインフルエンザの予防接種は誰でも受けることができます。
でもすでに風邪気味だったら、インフルエンザの予防接種を受けても意味がないのでしょうか? また、そもそも注射を受けられるのでしょうか?
これは医師の判断に任されています。熱が37.5度以上ある、咳が多い、このように体の調子を崩しているのが明らかな場合は、医師もインフルエンザの予防接種をやめることになります。
そのため、自己判断をせずに医師の指示を仰ぐのがいいと思いますよ。そもそも、取りやめになるほどの風邪なら、それはそれで病院へ行くべきですからムダにはなりません。
インフルエンザ予防接種 大人が打つべき回数
インフルエンザの予防接種は、接種する回数にも違いがあります。しかもその回数が決められています。子供と大人でも違いますし、子供でも赤ちゃんと10代の適切な接種量が全く違います。
現段階では、13歳以上であれば、1回または2回の接種量が目安になっています。そして、1回は0.5mlになっています。
成人で即効性を期待する場合でも、そのシーズンに1回受ければ十分です。
これも予防接種を受ける人が決めることではなく、医師の判断によります。しかし、子供の場合は、2回受けるとさらに効果的です。
子供と大人ではウイルスや菌との関わりの度合いが違います。
子供の場合は、1回接種後、2週間から4週間ほど期間を空けた後、2回目を接種すれば抗体が作られ、さらにインフルエンザ予防接種の効果が高まるというわけです。
もちろん、成人でも2回接種することで、3割近く抗体の効果を上げることができます。
インフルエンザ予防接種 大人が打つべき時期
インフルエンザ予防接種は1回接種しても、次の年にはもう効き目はなくなっています。
そのため、流行する可能性の高い時期を狙って少しずつ抗体を作り、ピークに合わせた接種方法が一番いいでしょう。
インフルエンザはかかってしまってから手を打っても手遅れです。風邪とは違い合併症も恐ろしく、事前対策が一番です。
ですが、予防が早すぎてもダメです。時期的なものでいえば、毎年12月~3月の間ですね。できれば、11月後半から12月上旬に接種しておけばいいでしょう。
インフルエンザ予防接種の効果は、5か月ほどです。そのため、計算すれば、上記に記載した時期が一番最適だということがよくわかります。
まとめ
社会人の方なら、忙しくなる年末の前に時間を取って予防接種を受けに行くといいでしょう。自分だけは大丈夫、という考えは、かかってないから言えることです。
うっかりインフルエンザにかかってしまうと、どんな風邪よりも苦しく辛い状況が待っていますし、1週間はほとんど何もできない状態が続きます。
忙しい時期にそうなったら困る!というのなら、ぜひ予防しておきましょう。
コメント