京の七夕イベントは8月1日からの10日間、毎日2時間半だけ開催されます。交通の便も良い京都市内のど真ん中で行われる夏のイルミネーションは、見どころ満載のデートスポットなのです。
京の七夕会場は堀川と鴨川の二手に分かれますが、初めて訪れるにはどちらへ行ったらいいのか迷いどころ。もちろん両方制覇もアリですが、それぞれで行われるイベントを吟味して、どちらへ向かうか決めましょう。
京の七夕 堀川会場の見どころ
堀川会場でメインとなるのは、二条城前から晴明神社に向かう堀川遊歩道(押小路通~一条戻橋付近)で、一方通行となっています。
今年はその遊歩道を4つのエリアに分け、織り姫と彦星の世界を再現しています。
出逢いエリア
出逢いの広場
会場で販売されている1枚100円の「絵はがき短冊」に願いを書いて、ここにある笹に飾ることができます。
ここで集められた短冊は京都五山の送り火や清水寺でお焚き上げしてもらえますよ。
メッセージ行灯
京都に縁のある著名人のメッセージが書かれた友禅柄の大型行灯が、遊歩道の両脇にズラリと展示されます。友禅+行灯だけでも京都感が満載です。
恋エリア
光の友禅流し
織り姫と彦星をイメージした2本の京友禅が、光に演出されつつ堀川の水面に浮かび上がっています。
香りのトンネル
恋エリアと再会エリアでは、橋の下で焚かれたお香が混雑でイライラした気分を緩和してくれるようなリラックスした香りをもって迎えてくれます。
光のしずく
光ファイバーボールを使ったオブジェが堀川を飾ります。
願いエリア
願い七夕
地域の子供達がお願い事を記した短冊が、40本ものライトアップされた笹に飾られています。これぞ、ザ・七夕ですね。
キラキラTANZAKU
トンネル内では、有機ELを使った光の短冊がきらめく様を見ることができます。
再会エリア
光の天の川
京の七夕を象徴しているようなライトアップがこれ。竹のアーチとLEDで夜空に浮かぶ満点の星空と天の川を再現しています。とってもロマンチックです。
ORI★HIKO(出逢い星)
堀川の水中にも、織り姫と彦星の出逢いをモチーフにした光の演出があります。一斉に星がきらめく瞬間を見逃さないように!
さらに、全エリアで芸術系大学の学生による竹と光と友禅のアート作品が展示されているほか、再会エリアの先は地元企画エリアとして、堀川ねぶたや堀川七夕茶屋、堀川ほたるの森などが続きます。
また、晴明神社では夜間拝観もでき、期間限定の「七夕まもり」を購入することもできます。(ひとつ 500円)
二条城のライトアップ
京の七夕期間中は、無料開放されます。世界遺産の二条城をタダで見るチャンス!
重要文化財である唐門のライトアップや二の丸御殿のプロジェクションマッピングが見られるほか、京の名産品展も同時開催され、ここで京都土産を調達することもできます。
京の七夕 鴨川会場の見どころ
御池通から四条通の鴨川沿いが会場となります。堀川会場とは違って、こちらは一方通行などの制限はありません。
イルミネーション
風鈴灯
鴨川会場でいちばん人気なのが風鈴灯でしょう。竹カゴに風鈴とLEDを入れたオブジェは、光と音色で涼しさを運んでくれます。
ウォーターアートプロジェクション
今年初お目見えなのがコレ。ウォータースクリーンを使って、織り姫と彦星のストーリーが音楽を交えながら映し出されます。5分間の幻想的なショーが楽しめます。
(8月3日~8月10日のみ)
左岸ライトアップ
御池から三条の東岸には、LEDで天の川を模したライトアップがなされます。
鴨川納涼床 大笹飾り
二条から五条に続く納涼床に、この期間中は七夕飾りが施され、イルミネーションで煌めきます。
鴨川の七夕飾り
三条から四条にかけて、願いごとが書かれた短冊がLEDライトと共に光の笹として展示されています。
みそそぎ川 光の演出
先斗町歌舞練場前では、LEDを使った光のアートが出現します。
(8月3日~8月10日のみ)
イベント
[su_list icon=”icon: gittip” icon_color=”#36b9f4″]
- 願いごとコーナー
- 舞妓茶屋(前売 1,700円/当日 2,000円)
- 鴨川納涼2015(8月1日~8月2日)
- 友禅流し(8月1日~8月2日)
- 七夕ステージ展示(8月3日~8月10日)
- 夕涼みコンサート in 八坂神社(8月7日)
- ラブカメラ(8月8日~8月9日)
[/su_list]
京の七夕 アクセスや行き方はどうする?
どちらの会場も開催日時は同じです。
[su_note note_color=”#e9edfe” text_color=”#181e19″]開催日 8月1日(土)~ 8月10日(月)
点灯時間 19:00~21:30[/su_note]
堀川会場へのアクセス
地下鉄東西線
二条城前駅下車 徒歩2分
市バス
京都駅より9、50系統 二条城前下車 徒歩2分
鴨川会場へのアクセス
地下鉄東西線
三条京阪駅下車 徒歩2分
市バス
京都駅より4、17、205系統 四条河原町下車 徒歩5分
堀川会場と鴨川会場を結ぶアクセス
地下鉄東西線
二条城前駅~三条京阪駅 5分
市バス 京の七夕 天の川号
堀川会場 ⇒ 鴨川会場
堀川今出川発 19:50から21:50まで15分おき
鴨川会場 ⇒ 堀川会場
三条京阪前発 18:45から19:30まで15分おき
上記のように、せっかく会場間を結ぶバスが用意されているものの、19時から点灯開始なのに堀川行きの最終バスが19時半と、わずか30分しかありませんw
鴨川を先に行くなら、四条から三条京阪へ向かって30分以内に駆け抜けなければいけないという慌ただしさです。風鈴灯は三条大橋の上から眺める感じですね。
なので、ゆっくりとお散歩気分で歩きたいなら、先に鴨川から行った場合の移動は地下鉄の方が慌てなくて済みます。
先に堀川会場へ行きたいなら、遊歩道は一方通行なので、出口の先にある堀川今出川から鴨川会場行きのバスに乗ると地理的にはスムーズです。
ただし、バスの待ち人がどれくらいいるのかによって、待ち時間が変わりますので要注意ですね。
バスが嫌いとか、乗ってしまえば5分で到着する地下鉄の方がいいというのであれば、歩道を二条城に向かって戻ることになります。が、これまた広くない歩道なので混んでいる可能性も否めません。
遠回りして1本裏道を通るか、堀川今出川から二条城駅までバスに乗るか、いっそのこと鴨川会場までタクシーで向かってしまうかという選択肢になります。
平日か休日か、また時間帯によっても混雑具合が変わりますので、状況を見て臨機応変に対応するようにしましょう。
まとめ
準備されているイベントやイルミネーションは堀川会場の方が多いので、どちらかひとつだけ行くなら二条城へ向かう方がおすすめです。
しかし、ただ単に浴衣を着て涼みたい、ゆったりとデートがしたいというなら、鴨川の方が落ち着いて過ごせるでしょう。
場所的にはそれほど離れていないため、よっぽどイベントなどでひとつのところに留まらない限りは両方を見て回れます。なので、19時ジャストから訪れるのがベストです。
もし、イルミネーションの前後で食事やお茶をしたいとなった場合、堀川会場は選択肢がかなり少ないので、鴨川じゃないと苦労すると思います。
先に食事に行くなら鴨川会場が先、後から食事へ行くなら堀川会場が先の方が便利です。
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