明治神宮外苑のいちょう並木は、東京の紅葉の名所の1つです。しかし、明治神宮外苑周辺は、東京の中でもたくさんの地下鉄が走っているだけでなく、同名のパワースポットもあります。
初めて行く人はそこを間違えると、なかなかたどり着くことができません。
そんな失敗をしないよう、アクセス方法を万全にするのはもちろんのこと、プチ知識も得ておいて、一緒に行く人に良いところを見せちゃいましょう!
東京の紅葉なら明治神宮へ行け!と言われる理由は?
明治神宮外苑のいちょう並木といえば、誰もが思い浮かべる東京の秋の象徴とも言えます。そのため、「東京の紅葉なら明治神宮しか行かない」なんて人も多いようです。
東京都内にあるたくさんの紅葉スポットのなかでも、明治神宮はその広大な敷地の中と外側にいちょう並木を有し、今や「社叢」(しゃそう)のモデルケースにもなっています。
社叢とは神社にある森のことで、「鎮守の森(ちんじゅのもり)」とも称され、有名なものに京都の下鴨神社の森である「糺の森」(ただすのもり)があります。
神宮外苑のいちょう並木は、真っ青な空に黄金のいちょうの木がそびえ、高層ビルの立ち並ぶ東京にあってビル群が背景に映らないことは珍しいため、行く価値は十分にあるのです。
また、ここで注意したいのがその場所です。
明治神宮と明治神宮外苑は違います!
明治神宮は、JR原宿駅から徒歩約5分の所にある天照大神を祀る神社で、境内には代々木公園、パワースポットとして知られる清正井や全国の神社を管理する神社本庁があります。
しかし、明治神宮外苑の最寄り駅は、地下鉄銀座線の外苑前駅か青山一丁目駅、半蔵門線の青山一丁目駅、都営大江戸線の国立競技場駅か青山一丁目駅、JR信濃町駅か千駄ヶ谷駅です。
明治神宮外苑は文字通り神社の「外苑」(外の庭)なので、神様のいる社はなく、境内にはスポーツ行事の開催される明治神宮野球場、陸上競技場などの文化施設があります。
明治神宮と明治神宮外苑は、歩くとだいたい20分の距離にあります。明治神宮の神社本庁の出口から出て千駄ヶ谷駅周辺を通るこのルートの周辺には、基本的にビルしかありません。
いちょう並木もないので、なかなか歩いて明治神宮から外苑間を移動する人は少ないのですが、移動できなくもないといったところですね。
明治神宮の銀杏の見頃はいつ?
明治神宮外苑のいちょう並木の見頃は、毎年11月中旬から12月中旬の1ヶ月ほどです。
この期間中の土日祝日は青山通りが歩行者天国となり、外苑内には全国各地の特産品の屋台が出店されます。露店巡りが好きな人は、両方を楽しめるというわけです。
また、期間中の紅葉ライトアップはありませんが、秋空の下のいちょう並木は太陽の光で黄金に輝き本当にキレイですよ!
たとえば、デートのために静かにのんびりと銀杏並木を散歩したい、と言うカップルなら、平日の夜や夕方頃に行くことをおすすめします。
明治神宮外苑のいちょう並木へのアクセス
ずばり、東京駅からのアクセスはどうでしょう。それほど迷わずに行ける、簡単な行き方を二通りご紹介しますね。
東京駅からJR中央線に乗る
東京駅からJR中央線に乗って、信濃町駅で下車しましょう。信濃町駅の改札を出ると、目の前に神宮外苑の入口があり、通り抜けるといちょう並木に到着します。
また、現在は外苑に隣接し、本来なら通り道にもなるはずの通路は工事中のため、競技場設置までは使えなくなっていますのでご注意を。
もちろんいちょう並木は周辺にもありますので、外苑のいちょう並木にこだわらなければ、紅葉狩りをすることも可能ですよ。
地下鉄東京メトロの丸ノ内線と銀座線を乗り継ぐ
東京駅から地下鉄東京メトロ丸の内線に乗り、赤坂見附駅で銀座線に乗り換え、青山一丁目か外苑前で下車しましょう。
青山一丁目駅なら、1番出口を出て青山通りに出ると、ちょうどいちょう並木が広がっています。また、外苑前駅なら4a出口を出ても、同じ青山通りに出ることができます。
まとめ
いまや社叢(しゃそう)を設計する造園家の方々の中にも、パソコンを利用して森林の育成シミュレーションを行ってから神社の庭を造ると言う方々も増えているようです。
もしかしたら、近い将来は東京まで行かなくても、明治神宮のような美しい銀杏並木を見ることができるようになるかもしれませんね。
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