芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋というように誰もがいつもよりアグレッシブルに活動したくなる季節です。日本人なら誰もが愛してやまないのが、秋の紅葉ですよね。
色づいた木の葉がはらりと落ち、足元に黄金の絨毯が広がる。都内の秋は実はとても味わい深く、ここが都会であることを忘れさせてくれるものです。
でも、スポーツや芸術を始めるにはなかなかハードルが高い、と言う方にご提案したいのが、都内の紅葉スポット巡りです。
都内は日本有数の好アクセスエリアですので、地下鉄やJRを使って気楽にお気に入りの紅葉スポットを見つけに行きましょう。
紅葉狩り 都内でおすすめのスポットは?
紅葉と言ってもいろいろありますが、燃え盛るような真っ赤なもみじや、ライトアップされたいちょう並木を散歩したりするのが、都内の街中でも楽しめる紅葉狩りです。
おすすめとなるスポットがいくつかあります。例えば、都会の中にありながら都会の喧騒を忘れることのできる新宿御苑、山手線沿線にある神宮外苑のいちょうの並木道などは、お仕事の帰りに気軽に行ける紅葉スポットですよ。
また、ちょっとお弁当とビニールシートを持って出掛けたいなら、善福寺川緑地や奥多摩、府中市の郷土の森は秋のデートにはぴったりです。
少し早めの初秋の時期(9月の終わりから10月)に訪れるなら、赤や黄色、茶色に緑の様々な色の葉が楽しめる高尾山や御岳山もおススメです。
都内で紅葉のライトアップが見られるところ
秋の夜長の散策なら、都内の紅葉がライトアップされているところに行きましょう。都内の紅葉ライトアップスポットと言えば、巣鴨の六義園、青梅市の御岳渓谷などが有名です。
意外なことに、23区内の紅葉の有名スポットの多くでは、ライトアップイベントはそれほど多くは開催されていません。理由はやはり、名所の特徴が起因しています。
紅葉の名所と言われる公園や神社やお寺などは、閉門時間が遅くても午後5時半や午後6時です。そのためライトアップをするにはさまざまなコストが通常期よりも必要となり、なかなか開催できないようです。
そんな中でも、次の場所なら夜間でも紅葉が楽しめます♪
六義園(りくぎえん)
開催期間:11月19日(土)~12月7日(水)
時間:日没~午後9時(最終入園は午後8時30分)
入園料:一般300円 65歳以上150円
アクセス:JR駒込駅 南口より徒歩約10分
大田黒公園
開催期間:11月下旬~12月上旬
時間:午前9時から午後8時(最終入園は7時45分)
入園料:入場無料
アクセス:JR・地下鉄 荻窪駅 南口より徒歩約10分
日比谷公園
開催期間:11月下旬~12月上旬
時間:散策自由
入園料:入場無料
アクセス:JR有楽町より徒歩約8分、地下鉄 霞ヶ関・日比谷すぐ
上野恩賜公園
開催期間:11月下旬~12月上旬
時間:午前5時から午後11時
入園料:入場無料
アクセス:JR・地下鉄 上野より徒歩約2分
都内の紅葉の見頃はいつ?
さて、平成28年の秋の紅葉シーズンはいつやってくるのでしょう。最近の日本の気候は異常気象の影響で、雨による紅葉の時期の短縮の恐れもありますので、ここは気を付けたいところです。
しかし、都内と言っても奥多摩や市部と23区内では標高も温度も多少違いますので、ここでは3つの地域に分けて見頃をご紹介します。
23区
23区内の紅葉の見頃は、多くが11月下旬から12月中旬までの2週間から3週間です。
これは、23区内では10月中旬まで、都下や奥多摩地区に比べると比較的気温が高く、11月に向けて温度が落ちてくるからです。
紅葉は木の葉の中の栄養成分が少なくなって、木が栄養失調状態になることからおこる現象ですので、木に十分な水分と日光(木が栄養とするもの)があるうちはなかなか紅葉しません。
また、紅葉も桜の開花と同じく、気温の落差がポイントとなりますので、10月中旬から11月中旬の気温の落差があればあるほど紅葉の時期は早まるというわけです。
東京都下(東京市部)
23区よりも平均して2度から3度気温が低いため、紅葉の時期は11月上旬から12月中旬と23区内よりも1週間ほど早く始まります。
奥多摩
東京都内の標高の高いエリアには、奥多摩の他にも武蔵村山市、高尾山、練馬区なども入ります。このエリアの見頃はだいたい10月下旬からと、都下よりもさらに早い時期となる可能性があります。
ちなみに奥多摩にある檜原村の都民の森公園は、10月1日から11月30日が紅葉のシーズンとされています。
まとめ
テレビドラマや映画では、美しいいちょう並木の近くにあるレストランやカフェでのランチシーンがよく映されます。
また実際に皇居の周りのいちょう並木は、ウォーキングやランニングコースとなっているためデートには不向きですが、一度は訪れたいスポットかもしれませんね。
ちょっとプレミアムですが、はとバスの2階建てオープンバスを利用した銀杏並木めぐりのツアーに参加するのも、秋にしか体験できない観光です。
さらに、紅葉に合わせて開催されるお祭りに行くのも、春のお花見や夏祭りと違って食欲の秋を堂々と主張することのできる嬉しい機会と言えますね。
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