夏の家族旅行が他の季節よりも楽しみやすい理由の1つに、夏の夜は他のどの季節よりも温度が高く、室内にいるよりも外にいる方が過ごしやすいと言う気候にあります。
中でも花火や夜空などの「夜だからこそ楽しめる」観光スポットは、家族旅行の目玉として歓迎される観光資源です。
特に、夜空は子供達の夏休みの自由研究のネタともなり、かくいう私も小さい時に星空観察をしたことから、子供の頃の夢は天文学者でした(笑)
それだけ、星空は魅力的で、子供達の広い宇宙への興味を引くものだと言うことです。今回は、そんな星空を日本で最も美しく見ることのできる長野県の昼神温泉をレポします。
日本一星空が綺麗な場所はどこ?
日本には、星空の美しく見ることのできる場所がいくつかあります。関西なら奈良県や和歌山県、関東地方なら千葉県の九十九里浜などが有名ですが、現在最も星空観測がアツい場所と言えば長野県の昼神温泉です。
これらの場所には、ある程度の共通点があります。それが下のポイントです。
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- 観測地点周囲にネオンの明かりや高層建築物がない
- 観測地点周辺に大きな道路が通っていない
- 観測地点が北の空にひらいている
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順番に見ていきましょう。
ネオンの明かりや高層建築物がないと星空が綺麗!
1のポイントは、「星」を見るために障害となる星より明るい光が周囲にない環境を指します。
基本的なことですが、星は惑星(地球や近世、水星、火星など)、衛星(月)より小さく地球から星を眺める時にはどうしても月より小さく見えます。そのため、月よりさらに近くに星より輝く光があると星はどうしても見えにくくなってしまいます。
そのため、地球にある天文台は、周囲の建物よりも高い位置に建設され、街の明かりが望遠鏡に入らないようになっています。
このことから、例えば標高1000m以下の山でも、周囲に人工的な建造物がない所(例えば、日光の二荒山神社のように山頂に社殿のある神社や寺)なら、どこでも星空観測をすることができます。
周辺に大きな道路が通っていないと星空が綺麗!
2のポイントは、排気ガスのない環境を指します。
夏の夜空は日中の温度差によって水蒸気の蒸発があり、冬よりも星空観測が難しいの現状です。しかし、さらに肉眼での星空観測を見えにくくするものがあります。
それが、自動車の排気ガスです。今やハイブリットタイプの車やエコカーが普及し、30年前よりも星空観測は行いやすくなりました。
しかし、道路の表面は水蒸気が立ちのぼる(車のタイヤと道路の摩擦熱によって発生する)ので、できれば周囲には高速道路などが走っていないところが理想的なのです。
北の空にひらいていると星空が綺麗!
3のポイントは、月と星の位置に関係しています。
月の光は星の光よりもどうしても明るく、星空観測の障害となります。そこで選びたいのが、北の空です。
月の動きは太陽の動きと同じく東から昇って南の空で南中し、西の空に沈んでいきます。月の形によって南中する時間は違いますが、月が通らない空は北の空だけです。
1や2のポイントもクリアしている上で、このポイントもクリアしていると、星座を構成するすべての星を見ることもできるかもしれません。
ぜひ自宅の周辺でこのような条件の揃った場所がありましたら、旅行前に家族で見に行ってみて、どのくらい星の見え方が違うのか確認してみると良いでしょう。
日本一の星空ナイトツアーの詳細
日本一の星空を見ることができる!と話題の長野県昼神温泉の星空観測ツアーには、さまざまなプランが設定されています。
昼神温泉の星空ナイトツアーが行われる場所は、昼神温泉から車で約15分の所にあるスタービレッジ阿智というところです。
2016年のオープン期間は、4月16日から10月15日の約半年間で、5月23日から7月8日と9月20日から9月30日の期間は運休が見込まれていますので、実質は夏休みの時期を含む3ヶ月だけの間、星空ナイトツアーが行われています。
スタービレッジ阿智の星空ナイトツアーは「ツアー」とはされていますが、時間厳守で集団行動を行うと言うわけではありません。
たとえば昼神温泉のホテルでは、自分の施設に宿泊した観光客をホテルの送迎車がスタービレッジ阿智のロープウェイ乗り場まで運び、そのあとは各々ロープウィに乗って標高1400mの所にある星空観測の地点まで行き、周囲にあるカフェや天体望遠鏡を自由に見て歩きます。
もちろん、天体観測のガイドの説明もありますので、自由研究のネタが欲しい時にはそのガイドについて歩くと、生きた星座の話が聞けます。
スタービレッジ阿智のロープウェイの乗車料金は、往復大人2,200円、小中学生1,100円、未就学児は無料という設定です。
昼神温泉の各施設が設定しているナイトツアープランを利用すれば、自分でこの別料金を払ことなくツアーに参加できますので、チェックしてみてくださいね。
長野の昼神温泉へ星を見に行こう!
そもそも長野県の昼神温泉とは、長野県の中でも県南の飯田市の近くにある温泉街です。平成18年に環境省が実施した「星が最も輝いて見える場所」で全国第1位に選ばれ、「真っ暗な街」のイメージを払しょくした、村おこし勝ち組の村です。
飯田市からは車で25分、陶磁器の街である岐阜県土岐市からは車で1時間の所にあり、前述の星の見える場所のポイントがすべてそろったエリアです。
スタービレッジ阿智の星空ナイトツアーもさることながら、各温泉施設の露天風呂などからも自慢の星空をゆっくり眺めることができます。
子供の自由研究探しの家族旅行だけでなく、女子旅やカップル旅、温泉好き同士の旅行にも最適の温泉街です。人里離れた場所ですが、懐石料理を提供する宿もあり、注目されている温泉地ですよ。
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阿智村ウインターナイトツアーのプロジェクションマッピング!
天空の楽園 日本一の星空ナイトツアーが楽しめる昼神温泉の阿智村では、2016年12月3日(土)から平成29年3月31日(金)まで、冬のナイトツアーが企画されています。
今までは夏場しか見られなかった星空を、真冬も眺められることになったわけです。しかも、東京駅のプロマを成功させた演出家による、本格的な3Dプロジェクションマッピング付き!
日本一の星空を舞台に、映像とのコラボでステキな宇宙空間が目の前に広がりますよ。
寒いし雪道を見に行くのは億劫・・・なんて言わずに、阿智村だけでしか見ることができない絶景を堪能しに行きましょう!
まとめ
昼神温泉の星空ナイトツアーは、いわゆる団体で行くツアーではなく、せいぜい家族旅行で行くくらいの人数にはもってこいの星空観測イベントです。
7月中旬から8月下旬の時期は、スタービレッジ阿智のシーズン中ですので、お早目のご予約をおすすめします(*^-^)
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