盆地というお土地柄ゆえに、紅葉が美しくなる条件が揃っている京都。世界中からこの絶景を見るために、多くの観光客が押し寄せます。
京都府民でさえ、すべての紅葉スポットを回るというのが難しいくらい、紅葉の名所があちこちに存在しています。まずは人気の名所から巡ってみるというのもおすすめですよ。
京都の紅葉名所ランキング ベスト5
混雑は覚悟してでも、行っておきたい&見ておきたい名所というのがいくつかあります。京都の紅葉スポットは100箇所以上ありますが、ここだけは外せない定番のベスト5を挙げてみました。
東福寺
臥雲橋(がうんきょう)から見渡せる通天橋(つうてんきょう)と洗玉澗(せんぎょくかん)の紅葉は、全景が見て取れるポイントとなり、紅の雲海と言われる素晴らしい絶景が望めます。
また、東福寺三名橋のひとつ偃月橋(えんげつきょう)は、混雑がそれほどでもなく、割とゆっくりと紅葉観賞ができるスポットです。時間に余裕があるなら、三名橋を制覇して!
[su_note note_color=”#fddaa3″ text_color=”#181e19″]拝観料:
通天橋・開山堂 400円
国指定名勝 東福寺本坊庭園 400円
京都市東山区本町15丁目778
JR奈良線・京阪本線 東福寺駅より徒歩10分
市バス202、207、208系統 東福寺バス停[/su_note]
清水寺
清水の舞台下に紅葉が広がるという錦雲渓など、他では見られない景色のほか、参道や階段といったところからも紅葉が目に飛び込んできて、まさに圧巻のひと言。
舞台だけではなく、境内の奥地にある子安塔からの景色もぜひ楽しんでみてください。
例年のベストシーズンは11月下旬で、11月21~23日の3連休がまさに見頃となります。年間で500万人もの人が訪れる場所なので、混雑は覚悟してください。
[su_note note_color=”#fddaa3″ text_color=”#181e19″]拝観料:(本堂・舞台) 300円
京都市東山区清水1丁目294
市バス206、100系統 五条坂バス停より徒歩10分
市バス18系統 東山五条より徒歩10分
市バス207系統 清水道下車より徒歩10分
京阪バス83・85・87・88・88系統 清水道 or 五条坂下車より徒歩10分
京阪電鉄 清水五条駅より徒歩約25分[/su_note]
祇園寺
庭園を覆う真っ赤な散りもみじがとてもきれいな祇園寺。他とは違う紅葉の風景を見たいなら、迷わずこちらへ出向きましょう。
周りの建物や風景と相まって、日本の侘・寂(わび・さび)が十分に感じられる空間を楽しむことができます。
[su_note note_color=”#fddaa3″ text_color=”#181e19″]拝観料:大人300円(大覚寺・祇王寺 共通拝観券:600円)
京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅より徒歩20分
京福電鉄 嵐山駅より徒歩20分
市バス11系統 嵯峨小学校前より徒歩17分
市バス28、91系統 嵯峨釈迦堂前より徒歩15分[/su_note]
嵐山
渡月橋のバックの山全体が、真っ赤な紅葉と青葉とのコントラストで美しく変身するのが嵐山です。絵は苦手ですが、思わず写生したくなる風景が広がります(笑)
多数のお土産物屋さんや嵐山にしかないスイーツやグルメ、トロッコ列車や屋形船など、紅葉観賞以外にもいろいろと楽しめる場所ですので、1日遊べます。
[su_note note_color=”#fddaa3″ text_color=”#181e19″]JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅
京福嵐山線 嵐山駅[/su_note]
南禅寺
日本三大門のひとつでもある三門の上層階である五鳳楼からみる紅葉は、まさに絶景です。この門の黒と紅葉の赤によるコントラストは、生きた美術品のようです。
また、南禅寺といえば、水路閣も見逃せません。ポスターなどでもよく見かけるこの2つの組み合わせは、実際に目の当たりにしても美しいものです。
[su_note note_color=”#fddaa3″ text_color=”#181e19″]拝観料:
方丈庭園 大人500円
三門 大人500円
南禅院 大人300円
京都市左京区南禅寺福地町86
地下鉄東西線 蹴上より徒歩10分
市バス5系統 南禅寺・永観堂道より徒歩10分[/su_note]
京都の紅葉名所マップ
11月上旬から12月上旬まで、約1ヶ月ほど楽しめる紅葉の見頃ですが、地域によって微妙にズレています。自分が行きたい時期に、うまく見頃が重なることを確かめてから行くようにしましょう。
紅葉が映える京都の名所 ライトアップ編
昼間とは違った顔を見せてくれる夜間の紅葉は、ライトアップ効果もあり、とても幻想的な雰囲気に変貌します。
ちなみに、私はお昼間の紅葉よりも、普段は味わえない異空間へ誘ってくれる夜間のライトアップ紅葉の方が好きです(〃▽〃)
高台寺
高台寺のライトアップは、私的には京都でいちばんの見どころです!
そんな高台寺の夜紅葉に魅了された人が多いためか、毎年開門前後はかなり混み合います。少しでも空いている時を狙いたいなら、受付が終了する1時間前くらいに入るのがいちばんです。
特に波心庭で行なわれる月明かりの下のちょっとしたライトアップショーは、毎年趣向を凝らした物が登場するので楽しみのひとつ。
けっこう広い境内では、小さいけど幻想的な竹林や臥龍池に映り込む逆さもみじなど、移動するごとに違った表情がうかがえる絶好の場所です。
[su_note note_color=”#fddaa3″ text_color=”#181e19″]拝観料:600円(高台寺と高台寺掌美術館)
夜間拝観時間:日没後~21時30分(拝観受付終了時間)
京都市東山区高台寺下河原町526番地
市バス206、207系統 東山安井停より徒歩5分[/su_note]
宝厳院
嵐山は夜が早いので、お土産物屋さんやお食事処が閉まっているところもある時間となる夜間のライトアップですが、春と秋にしか公開されない回遊式枯山水庭園「獅子吼の庭」を有する宝厳院は行っておきたいところ。
獅子岩を取り囲んでいる真っ赤な紅葉は、絵を見ているような錯覚を起こすくらいの荘厳な景色となって魅せてくれます。
[su_note note_color=”#fddaa3″ text_color=”#181e19″]拝観料:500円
夜間拝観時間:17時30分~20時15分(拝観受付終了時間)
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅より徒歩10分
嵐電 嵐山駅より徒歩3分
阪急 嵐山駅より徒歩10分
京都市バス28系統 嵐山天龍寺前駅より徒歩5分
京都バス72、73系統 京福嵐山駅前より徒歩5分[/su_note]
禅林寺 永観堂
古今集で「もみじの永観堂」と詠まれたほど境内を埋め尽くすのは、約3千本のものもみじ。ライトアップされた様は、上に向いた首が固まってしまうほど一面に紅葉が広がる圧巻の景色です。
岩に映える紅葉風景は岩垣もみじとも呼ばれています。また、境内の上の方にある多宝塔が、まるで紅葉に生えているように見えてしまう景色も見ものです。
[su_note note_color=”#fddaa3″ text_color=”#181e19″]拝観料:600円
夜間拝観時間:17時30分~20時30分(拝観受付終了時間)
京都市左京区永観堂町48
市バス5系統 南禅寺永観堂道駅より徒歩3分
市バス93、100、204系統 東天王町駅より徒歩8分
地下鉄東西線 蹴上駅より徒歩15分[/su_note]
まとめ
清水寺や南禅寺なども、もちろんライトアップされます。近くに泊まるなどの予定があるなら、時間があれば昼と夜の風景を比べてみてみるのも、贅沢な時間の過ごし方になると思います。
まずはメインで行きたいところを決め、その周辺の紅葉スポットを巡るのがオススメなので、次回は地域別の紅葉スポットをご紹介しますね(*^-^)
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