カビといえば、梅雨の季節だけ気をつければいいものだと思ってしましがちです。
ところが、最近の住宅は高気密・高断熱で作られることが多いため、24時間換気が必須のところが増えているように、年中ずっと湿気対策を行う必要があります。
湿度が高め(75%以上)で、気温が20~30度もあれば、カビが繁殖する絶好の条件となってしまいます。
そんな数値は湿度計などでチェックしつつ、手のかからないカビ対策をしておきましょう。
カビの対策ができるアロマオイル
最近は価格が下がってきたこともあり、アロマオイルを常時使っている人も増えてきてるんじゃないかと思います。
中にはカビの対策としても使えるアロマもあるので、そういった種類のものを常備しておき、たまに使うだけで予防することができます。
ティーツリー
かなり広範囲の種類の細菌・真菌に対して、強い殺菌効果を持つのがティーツリー油です。菌が原因となる皮膚炎・歯周病・水虫など、殺菌を目的として医療分野でも広く使われています。
防臭効果もあり、耐性菌も発生しにくく、花粉症を抑える効果なども知られています。
ユーカリ
イギリスでは医薬品として認められているユーカリ油も、消毒薬としても用いられる殺菌効果のあるアロマの一種です。
部屋の中で焚くだけで、空気を殺菌してくれる働きがありますので、定期的にキッチンやお風呂場まわりなどで使うとカンタンに予防ができます。
ロータス
ロータス効果という言葉があるように、ハス科の植物には自浄作用があります。カビなどのこもりがちなイヤなニオイを取ってくれるのとともに、ノミやダニなどの防虫効果も。
ロータスはフローラル系の香りなので、ティーツリーやユーカリより使いやすいかも知れませんね。
無印良品などで買える超音波アロマディフューザーがあると、あちこちの部屋に持ち歩いて使うことで、香りも広がってカビ対策もできて、一石二鳥です。
また、アロマオイルをカンタンにスプレーできるようにしておけば、気がついたときにシュッと吹きかけるだけでカビ対策ができちゃいます。
お好きなアロマオイル+無水エタノール+精製水と混ぜることで自分で作れますので、100均の小さなスプレーボトルで自作して常備しておくと便利です。
カビの対策 布団を干せない場合には?
我が家のように、布団を干すベランダのないマンションに住んでいたり、常勤で仕事をしている場合など、なかなか布団を干すことができないことがあると思います。
単純にめんどくさいってのもありますしw
こまめに布団を干すことがいちばんのカビ対策と分かっていても、干せない場合はどうすればいいのかというと、やっぱり布団乾燥機を使うことです。わざわざ専用のものを購入しなくても、扇風機でも代用可能です。
あとは、洗える布団などに変えて、洗ってしまうことですね。布団カバーやマットなどは、できるだけ頻繁に洗濯するのが好ましいです。
ちなみに、片付けの魔法でブレイクした近藤麻理恵さん(こんまりさん)は、シーツは毎日お洗濯するそうです。
ベッドの場合、マットレスは洗えませんので、ファ○リーズの出番です(笑)
できれば、季節の変わり目ごとに、部屋に立てかけて裏表まんべんなく風通しをしておくというのも、カビの対策となりますよ。
カビの対策 押入れの湿気を減らそう
密閉されてしまっている上に、空気の流れがない押し入れというのは、どうしてもカビの温床になりやすい場所ですね。
なかなか出番のないものを詰め込んだ状態で布団をしまっているとしたら、水分を吸収しやすい布団に湿気がこもり、カビてしまうことになります。
まずは、押し入れに長くしまいこんでる不要品を処分して、ある程度の余白を作ることです。壁から3~5センチくらい離して収納するようにして、風の通り道を作ってあげましょう。
たとえば、布団を収納するなら、必ずスノコを使います。できれば、下に敷くだけじゃなく、両脇にも後ろにも使うと、より効果的です。
除湿・消臭してくれる押入れシートなどもありますので、そういったものを敷き詰めたり、壁に貼ったり、炭を置いておくのもいいと思います。
たまには押し入れを全開にして、窓がない部屋の場合は扇風機で風を送ってあげるのも有効です。
まとめ
とにかく、天気のいい日には家中の窓を開けて、風通しを良くしてあげましょう。
また、普段のお掃除の時にクエン酸を使うようにすると、カビ対策にも役立ちます。クエン酸大さじ1に対し、水1カップをスプレー容器に入れ、水拭きできる場所ならこれで拭き取ります。
カビの栄養分となる汚れをマメに拭き取っていれば、そうそうカビは生えてきませんよ(*^-^)
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