健康

子供が花粉症っぽいけど検査すべき? 市販薬の利用と薬以外の対策

毎年、2月から4月ぐらいにかけて患者数が急増するのが花粉症ですが、その症状が軽い場合は、なかなか病院へ行こうという気にならないものです。

大人であれば、多少の不調はガマンができるかも知れませんが、学生となるとどうすればいいものか迷いどころですよね。

子供 花粉症 検査

自分の子どもに花粉症っぽい症状が出たとき、病院へ行ってちゃんと検査するべきなのか、市販薬を飲ませてもいいのか、その対策について考えてみましょう。

子供が花粉症っぽいとき、ちゃんと検査すべき?

この時期は、スギやヒノキなどの花粉が大量に飛散するため、これらの花粉にアレルギーを持っている人は鼻水やくしゃみ、目のかゆみなど、様々な不調が現れるようになります。

花粉症は大人が苦しむ疾患というイメージがありますが、今は子供でも花粉症になることが増えてきています。子供の花粉症は大人と異なり、目のかゆみが強く表れるのが特徴です。

子供も大人も年齢を問わず発症するため、もし自分の子供に花粉症の疑いがある場合は、一度ちゃんと耳鼻咽喉科などの病院へ行って、詳しい検査を受けることをおすすめします。

検査を受けることで、病院から適切な治療薬を出してもらうことができるため、鼻水や鼻づまり、目のかゆみなどの辛い症状がおさえられます。

また、自分の子供がどの花粉に対してアレルギー反応を示すのか同時に検査してもらうと、今後の予防対策にも効果的ですよね。

ピークの時期は病院が混雑するため、早めに行くことをおすすめします。

子供が花粉症っぽいとき、市販薬を飲ませるのはアリ?

春になると花粉症でユウウツな気分になる人は多いですが、現在では子供の約6割が花粉症の症状で悩んでいると言われています。

花粉症で辛そうな様子を見ているのはとても心配ですが、薬局などで売っている市販薬を簡単に飲ませてもよいものでしょうか?

多くの製薬会社から、子供用の抗ヒスタミン薬が販売されています。休日や深夜など病院が受診できない時間帯は、それらを服用することで症状を一時的に抑制することができます。

しかし、中には副作用で眠くなったり、その他の症状が出ることもありますので、市販薬だけに頼らず、小児花粉症に詳しい専門のクリニックを受診することが重要です。

専門医の指示を仰ぐことで、それぞれの子供たちに適した、適切な薬の服用や対処法を知ることができるからです。

まずは外的要因をつぶす!

花粉症は生活習慣、環境に起因するともされており、食習慣の見直しや、空気清浄機の設置、こまめに掃除をこころがけるなどを同時に行うことにより、根本的な解決が期待できるようになります。

親子で花粉症、という場合は、環境面にも配慮するように心がけましょう。

子供が花粉症っぽいときの対策は?

子供が軽い花粉症ではないかと感じたとき、まずは薬などを飲ませずに対策をしてみたいと考える方も多いのではないでしょうか。

花粉症で起こる目のかゆみには、目に花粉ができるだけ入らないようにすることが最も効果的です。具体的には、花粉症用のメガネをかけたり、つばの広い帽子をかぶると良いでしょう。

さらに、女の子の場合には、長い髪の毛は束ねておく方が花粉が付きにくくなります。

外出先から帰ったときに、目がゴロゴロしてつらいときには、涙と同じ成分の人工涙液を点眼するとサッパリします。また、目元を拭き取る滅菌済みのシートを利用すると、目の周りの拭き取りに便利ですよ。

鼻づまりの対策には、マスクが効果的です。マスクをすることが難しい場合には、鼻の中に塗ることで花粉が入りにくくなる軟膏も販売されています。

こうした対策をしても花粉症の症状が改善しないときには、やはりクリニックで診察を受け、適切な薬を処方してもらうことがおすすめです。

まとめ

ちょっと鼻がムズムズするとか、くしゃみが多いとか、それくらいで花粉症の薬を子供に飲ませるには抵抗がありますよね。小さいうちから常用の薬があるなんて、将来的にはやはり不安ですから。

ただし、アレルギーがあるかどうかの検査くらいはしておいた方が、今後の対策を練るのに役に立つこともあります。

あまり神経質になる必要はありませんが、この時期は空気清浄機を24時間つけっぱなしにしておくなど、外的要因を取り除いてあげることだけはしておいてくださいね。