健康

コンタクトの花粉症対策 目のかゆみがある時は? したまま目薬OK?

暖かくなってくると同時に花粉の飛散が始まり、花粉症が呼び起こされてしまいます。コンタクトレンズを使用している方にとって、花粉症の季節は憂鬱なものです。

通勤や通学で花粉が目に入ってしまうと、コンタクトで異物感が増してつらく感じている方も多いのではないでしょうか。

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コンタクトの花粉症対策について、目のかゆみがある時にはどうすべきか、花粉症用の目薬をコンタクトしたままさしても大丈夫なのか、基本をおさえておきましょう。

コンタクトの花粉症対策について

花粉症は粘膜に接触することで起こるため、当然目にも症状が出てきます。このときにコンタクトレンズを着用していると、さまざまなトラブルが現れます。

目のかゆみなどの症状のほか、ずれやすくなったり、レンズが曇りやすくなってしまいます。また、コンタクトは花粉を吸着しやすいため、症状が悪化しやすいのでより注意が必要です。

対策としては、なるべくコンタクトの装着を控えて、この時期だけでもメガネにすることがいちばんです。花粉が飛んでいる時期にコンタクトを中止することは、目のトラブルを防ぐためには最も有効なのです。

メガネをかけたくないという場合には、毎日新しいものを使用することができるのが利点の一日使い捨てのタイプのワンデーコンタクトを使いましょう。

この時期だけ、ワンデーのカラコンで気分を変えてオシャレしてみるのも、花粉症のストレス軽減となっていいと思います。また、なるべく一日の使用時間を短くすることも大切です。

コスト的に厳しいという場合は、2週間~1ヶ月の使い捨てコンタクトを使い、洗浄や消毒をしっかり行なって、とにかくレンズを清潔に保つことが重要となります。

花粉症で目のかゆみがある時のコンタクト装着は?

コンタクトを装着している人にとっては、花粉症は大きな悩みといえます。

鼻水が止まらなくなり、くしゃみや咳も頻繁に出ます。目のかゆみや痛み、涙も止まらなくなる人も多く見られます。

目のかゆみがある場合には、できるだけコンタクトを控えたほうが安心です。目のかゆみがあると涙が止まらないため、コンタクトが浮き上がって外れやすい状態になってしまいます。

さらに、コンタクトレンズを使用していると、涙による洗浄効果が低下して、アレルギーの元となる花粉が目の中に停滞しやすくなるという危険性もあるのです。

このように、花粉が大量に飛ぶ時期には、やはりメガネに切り替えるなどの対策をとっておいた方が快適に過ごせます。

目がゴロゴロするなどの違和感や充血、目ヤニなどの症状に悩んでいる人にとっては、メガネやマスクなどを上手に活用して、トラブルを最小限に抑えることでこの時期を乗り越えましょう。

花粉症の目薬ってコンタクトしたままでもOK?

最近では、メーカー各社がそれぞれコンタクトレンズを装着したままでも点眼できる、花粉症対策用の目薬を販売しています。

こういった目薬なら、抗ヒスタミン成分や抗炎症成分が配合されていますので、花粉によるかゆみを抑えることができます。

また、目のうるおいや涙の働きを補う成分などが配合された商品もあり、目の渇きからくる違和感も和らげることができます。

ですが、市販の目薬をさしても症状が改善しないときには、やはりコンタクトレンズの使用を控えるのがおすすめです。

コンタクトレンズを使用しなくても違和感が続くときには、目の表面に傷がついている恐れもありますので、眼科医の診察を受けておくと安心です。

毎年、花粉症で目の調子が悪くなるという場合には、あらかじめ眼科医に相談して点眼薬の処方を受けておくのもよいでしょう。

まとめ

春が近づいてくると、スギ花粉が大量に飛び始め、花粉の舞い散る季節となります。花粉症の人々にとって、このシーズンは非常に辛く耐え難いものです。

最近は乳幼児にまで花粉症が広がっているため、その症状を軽減できる技術が年々発達し、毎年のように新たなグッズや対処法が出てきますが、残念ながら花粉症でも平気なコンタクトは今のところありません。

花粉症を防ぐメガネは軽く&安くなり、オシャレになってきているため、年齢を問わず取り入れやすいと思います。どうしても、という時以外はメガネを積極的に取り入れましょう。