20代の時には若さでカバーできたと思っていたお肌も、30代を超えたあたりからうまく化粧でカバーができないこともしばしばあり、鏡を見てため息をつく頻度も増えるものです。

なぜか肌荒れがなかなか治らない場合、どんな改善方法があるのでしょう。食べ物や飲み物に気を配ることで、身体の中から肌荒れが解消する効果のあるものをピックアップしてみました。
肌荒れを改善させる方法
特に気をつけないといけないのは生理中ではないでしょうか。生理は女性の体だけではなく、肌にも直接的な影響を与えます。基本的には毎月おとずれるものなので、ここでも肌荒れを改善させていきましょう。
生理中になると、新陳代謝を行い、きれいな肌を保つ効果のある女性ホルモンエストロゲンと、PMSにつながる効果を持ち、皮脂の分泌や吹き出物を出してしまうプロゲステロンがどちらも少なくなってしまいます。
肌を整えたり、皮脂を出すホルモンが減るために、肌が乾きやすくなってしまうのです。
また生理中の時は体温が下がってくるので、血液の流れが悪くなり、そのため肌から乾いてしまいます。肌が乾いて保湿機能が下がっていくと、お肌は敏感になり、肌トラブルの原因になってしまうのです。
ではそのような時、どうすれば良いのかと言うと、お肌をしっかりと保湿する化粧品や美容液を使って肌の水分を補うことです。
また肌が乾燥していくことで、洗顔すると少なくなっている油脂がさらに流れていってしまいます。回数を少なくして、皮脂を流しやすくなってしまうお湯で顔を洗うのは止めておいた方が良いでしょう。
また、顔を保湿系パックで潤す回数も少し増やしていくことも、美肌の維持につながります。最近はおもしろフェイスパックも流行っていますし、積極的に取り入れてみてください。
肌荒れが改善する食べ物の例
肌トラブルに見舞われやすくなってくると、化粧品や美容液による外側からのカバーだけではなく、やはり体の内側からの改善も必要になってきます。
一番手軽なのは、食事でお肌に良い食べ物をとること。ではどんなものが、お肌にはいいのかと言うと、ビタミンです。
特にビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEは肌荒れに効果があります。
ビタミンAは、皮膚の代謝を促進し、肌を乾燥肌から瑞々しい肌へと生まれ変わらせる効果があります。特にほうれん草に多いので、進んで食べるようにしましょう。
またビタミンA、C、Eには、肌の老化を防ぐ抗酸化物質が豊富です。肌の中にある年齢と共に少なくなってしまう抗酸化物質であるウロカニン酸とグルタチオンを補給する役割を持っているのです。
ビタミンCは、さらに肌を美しくしたり、保湿効果を高めます。含まれている食べ物としては、野菜ではキャベツやブロッコリー、ピーマンに多く含まれています。果物にも含まれているものもあり、レモンやグレープフルーツ、キウイがそれに当たります。
ビタミン=野菜・果物だと思われがちですが、ビタミンEはアーモンドやツナ缶、するめいかに含まれていますよ。野菜系だとアボカドが挙げられます。
ビタミンBは、皮脂の分泌を正常な状態に戻す役割を持っています。皮脂が過剰な状態になると、にきびなどの肌トラブルの元です。また皮脂が過剰に分泌されるので、毛穴が開き、黒ずみを生んでしまいます。
ビタミンBの一つであるビタミンB1は、皮脂の過剰を生み出す原因の一つである炭水化物の代謝不良を改善していきます。この栄養素は豚肉やピーナッツ、玄米、ごまなどに含まれています。
同じビタミンBであるビタミンB2は、皮脂の分泌調整を行いますので、ビタミンB1の食材と合わせて調理し、一緒に栄養をとってみてはいかがでしょう。ビタミンB2が含まれるおすすめな食べ物としては、レバー類や、納豆、たまごなどがありますよ。
キウイ、アーモンド、ツナ缶、するめいか、アボカド、豚肉、ピーナッツ、
玄米、ごま、レバー類、納豆、たまご
肌荒れが改善する飲み物の例
肌を良くするために食事に気を遣いたいけれど、忙しくてなかなかそこまでできない・・・ということもあるでしょう。そういう時は、飲み物から肌荒れの改善を目指していけば、手間は半減しますよ。
お茶を挙げるとしたら、ハトムギ茶がおすすめです。カリウムやリン、ビタミンB1やビタミンB2、タンパク質などが含まれていて、非常に栄養価が高いのです。
カリウムはむくみをとり、タンパク質には肌をきれいにするアミノ酸が、ビタミンBは皮脂過剰を防ぎ、肌を整える手助けをしてくれます。
またお茶の主原料であるハトムギは、にきびの治療薬に配合されることもあり、肌荒れ改善にとても役立つのです。
でもやっぱり、フルーツジュースや野菜ジュースが効果があるのでは、と思われることもあるでしょう。もちろん肌を整えるビタミンは、野菜や果物にたくさん含まれています。
食事では量が多すぎてちょっと・・・と思っても、ジュースだとかさが減りますので、一気に飲みやすくなります。
色々な組み合わせがあるのですが、その中でもおすすめするのは、さつまいもとアプリコットのジュースです。レシピをご紹介します。
さつまいもを一口大に切って、電子レンジでやわらかくしたものを、牛乳と一緒にミキサーにかけます。それをコップに注ぎ、アプリコットをトッピング、甘さははちみつをいれて調整するというものです。
さつまいもには、肌をきれいにするビタミンCと老化を防ぐ抗酸化を促すビタミンEがたくさん含まれ、肌荒れに効果的です。
またアプリコットにはビタミンAが含まれているので、皮膚の代謝を促進してくれます。強力な肌荒れ予防効果のある食べ物を同時にとれるので、効果はバツグンなのです。
まとめ
いくつか栄養素的に肌荒れに効果があると期待される、食べ物や飲み物をチョイスしてみました。こういった食品や食材を覚えておいて、積極的にレシピに加えればOKです。
肌荒れを起こすと、化粧品や塗り薬などに頼ってしまいがちですが、普段から口にしている食事についても見直すキッカケになるといいですね♪